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【バカテス】鉄人と音無くんと天上学園【AB】



 ……気が付いたら、俺は死んでいた。

 どうやら趣味のトライアスロンの遠泳中に、心臓マヒを起こしたようだ。意地でも生き返ってやる!! と意気込んだが、気付くのが遅く既に俺の体は火葬された後だった。

 仕方がないので、これからの身の振り方を考えようと、道もない白い靄の中をずんずんと歩いて行った。すると目の前の靄がだんだん薄れ、突然俺の目の前に学校の敷地が現れた。

「ほぅ、天上学園、か。立派なもんだな。しかし、学校があると言う事は、教師の必要性もあるということだ」

 俺は校門に掲げられた校名を見、そこから見ることが出来る学校の姿を確認して、そう呟いた。

 俺こと西村宗一、教師歴15年。
 常に生徒を指導するために、俺の人生はあった。
 それは場所は変われど、この身は死すとも、その信念に代わりは無い。
 学校があり、生徒がいる。

 それ故に、俺はここに在る!!

 俺は新たな職務執行領域を捕捉し、堂々と校舎内に入って行った。


  ■ ■ ■


「あ、あの~、済みませんが、ここではあなたの出番はないのですが……」

 職員室と目星を付けた部屋に入るなり、『教頭』という記号で創作されたような人物が俺に声をかけてくる。

「ああ、何を言っている? 学校内で教師の出番がないなんて、馬鹿な話があるかっっ!?」
「そ、そうは言われましても……、あなたは部外者、ここの教師でもありません…………」

 俺の剣幕に吹き飛ばされそうな、ひょろりとした教頭らしき人物が、おどおどとそう言葉を続ける。

「う~む。確かに俺はここの教師でない。では、この学園の教師になるのはどうしたら良いのか教えて欲しい。俺に取っては教師は天職、これ以外選択の余地はない!!」
「なれる方法と言われましても、私たちも最初から『そうあるようプログラミング』されたものですから、どこかの役所に届け出を出すとか、教員採用試験を受けるとか、そう言う手段がある訳じゃないんです」
「プログラミング? はっ! そんなマニュアル縛りな教育で、子ども達が指導できるものか!! そうか、役所の認可も試験もないのなら、今日から俺もここの教員だ! そこのところ、よろしく!!」

 腑抜けた教師どもだ。
 プログラムでしか動けないとは情けない、これでは校内も荒れていることだろう。まったく、指導教諭としての腕が鳴る!!

( まぁ、取り敢えずは校内巡察だ。郷に入らずんば、郷に従えと言う言葉もある。指導するにしても、もう少し様子がわからないことにはな )

 職員室を出て、学園長室に向かう。
 職員室で俺の対応をしたのは、あの教頭らしき人物。他の教職員は顔すら上げなかった。これが『プログラムされている』と言う事かと俺は思った。ならば、学園長はどうしている? もしかしたら、そいつがこの『プログラミング』の大元かも知れない、と考えての事だった。


  ■ ■ ■


 学園長室、と書かれたプレート。
 閉じられた扉、だがしかし、室内には人の気配がある。

 

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Date:2012/10/30
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* まとめ【【バカテス】鉄人と音】

 ……気が付いたら、俺は死んでいた。 どうやら趣味のトライアスロンの遠泳中に、心臓マヒを起こしたよ
2012/11/24 [まっとめBLOG速報]
 
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