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□ イナGO2期予想妄想 □

【社長の呟き】 イナGO2期、勝手に予想 【エイリア以上に】

  ……ホーリーロードに優勝し、雷門はフィフスセクターの思惑を打ち砕き、ようやく自分達の『自由なサッカー』を取り戻すことが出来た。その裏では、聖帝イシドシュウジこと、豪炎寺修也のまさしく捨て身の行動が、雷門を始めとする『自由なサッカー』を求める者達を、本当の勝利へと導く道標となったのだ。

 そして ――――

「う~、いよいよ俺達も今日から2年生だ!」
「まだ新入生がいないから、ちょっと実感湧かないけどね」

 そんな事を云いながら、朝練へと向かう天馬と信助。その顔には、今度入部してくるだろう新入生達と、『自由で楽しい、自分達のサッカー』が出来る事への期待で、生き生きとした表情が浮かんでいる。
 そんな二人の様子を、ミーティングルームの窓から眺めながら、口元に微笑みを浮かべている人物。

「なんだ、神童? 朝から怪しげな笑みを浮かべて」
「怪しげとは失礼だな。ただ、ふと一年前の事を思い浮かべていただけさ」
「一年前?」

 見てくれと反して、かなり男前な霧野が小首を傾げる。

「俺達が二年に進級した時は、あんな顔出来なかったからな」
「ああ、そう言えばお前なんて、いつも胃が痛そうな泣きそうな顔してたっけな」

 あの頃なら、とても口に出来ないそんな事も、今なら笑い話。

「あの時、あの二人が入部して俺達、変わったんだ。今度の新入部員達にも、期待したくなるじゃないか」
「……言っておくけどな、ウチの一年生部員、いやもう二年生部員か。あれと比べるのは、ちょっと酷な話だぞ? 野生の化身使いが二人に元シードの化身使い、それからとんでもないポテンシャルをもった狩屋に、プレイを見ただけでそれを再現できる天才プレーヤーの影山とか、普通じゃないんだからな?」
「あはは、それはそうだ。いや、そこまでの期待値は抱いてないさ。ただ、あいつ等に負けないくらいサッカーが好きな奴らなら、それでいい」

 そんな、どこにでもある中学校生活の一場面が、そこにはあった。


  ■ ■ ■


「ふぁぁぁぁ~~、あの校長、話が長いからヤダ~~」

 寝不足な訳ではないが、そのアイメイクのせいでいつも寝不足の様に見える光良が大きな欠伸をする。

「ありゃ生徒に嫌われるタイプの校長の条件の一つだもん。ここには、ロクな校長が来ないよな」
「でもまぁ、昔に比べればマシさ。こうして、自分達の好きなサッカーが出来るだけでも」

 昨年のホ―リーロード地区予選で雷門に負けた万能坂中の磯崎と光良と篠山は、そんな会話をしていた。思う事は、雷門の神童達と同じこと。三年に進級した彼らも、過去と今とを見比べて、今の在り様を喜んで受け入れていた。
 雷門に負けたことで、本来ならシードであるこの三人は厳しい措置を取られるはずだった。勿論学校は転校させられ、三人とも別々のシード強化施設で地獄の特訓と言う、制裁が行われるはずだった。

 ところが、フィフスセクターの思惑に反し、大会で勝ち続ける雷門のせいで、そんな措置を取るところの段ではなくなってきた。初戦の天河原の隼総やこの三人くらいの人数を制裁にかけるなら対した事はなくても、全員シードだった海王学園の敗戦や、あろうことか実はレジスタンスの一員だった帝国学園まで現れては、実は管理サッカーって、『管理』っていうほど管理されてないじゃん? シードって、実際の所大したことないじゃん? な空気が流れてきて、そちらの対応に追われているうちに、大会は全国大会へと雪崩れ込む。

 全国大会に上がっても、雷門の快進撃は止まらない。ぶつける学校、ぶつける学校、すべてことごとく雷門に敗退してゆく。しかも、雷門の掲げる『革命』の旗の下、『自由で楽しいサッカー』・『自分のやりたいサッカー』を取り戻し、革命の同志となってゆく。
 
 ここで、雷門を潰す!! と大会中無理を突き通して無茶苦茶な理由でフィフスセクターが有するシード養成施設の中でも一番過酷なゴッドエデンに送り込んでみたものの、結果は雷門イレブンの実力の底上げと、シード候補として有望な選手たちの『革命』への覚醒を促し、大量の離脱者を出すに至って施設の崩壊を招いただけだった。

「結局さ、ホーリーロードで雷門が優勝して、雷門が押す響木正剛が新聖帝になって、フィフスセクター解体を宣言したから、こうして俺達も好きなサッカーを自由に出来るようになったんだよな」
「……ありがたいっちゃ、ありがたいよなぁ。あのままなら俺達、フィフスセクターの施設で、どんな目に会わされてたか判らないぜ?」

 ワイワイガヤガヤと話しながら部室に向かう三人、その三人の前にゆらりと立ち塞がる黒い影。

「……光良夜桜と篠山ミツルだな。俺と来てもらおうか」

 いかにも怪しげな男である。
 来いと言われて、はい行きますなんて絶対言いたくない相手だ。

「……どこのおっさんか知らねーけど、真昼間の、それも不審者立ち入り禁止の校内で、未成年者略取かよ? ケーサツ呼ぶぞっっ!!」

 磯崎が携帯に手をかける。

「黙れっっ!! 用無しが!! 化身も出せないお前は、ある意味ラッキーだったな。もうこいつらの事は忘れて、大好きな楽しいサッカーでもやっていろっっ!!!」
「なっっ!!!?」

 男の言葉と同時に、磯崎の手は伸縮自在の指示棒の様なもので掌を突かれ、携帯を壊されていた。

 一瞬、言葉に詰まる。
 化身、と言った。
 光良と篠山だけ、と言った。
 それは、それが意味するものは…… 

「まさか……、そんな、バカなっっ!! フィフスセクターは解体したはずだ!!」

 得体のしれない、不吉な予感が体を締め付ける。
 何か、何か、恐ろしい事が起ころうとしている……?

「ああ、フィフスセクターはな。だが、そんなもの、我々にとっては前哨戦にすぎん。欲しかったのは、セカンドチルドレンの為の、身体的データだけ。この二人には、この先の計画のプロトタイプになってもらう仕事が待っているんでな」

 行かせちゃいけない! 磯崎の頭の中は、もうそれだけだった。そう思うと、磯崎はたとえ化身は出せなくても、十分鍛えられた強靭な足腰に力を溜め、その男に全力のタックルをかけた。

「逃げろ! 二人ともっっ!! そして、急いで職員室に逃げ込むんだ! そこで、警察を呼んでもらえ!!」

 決死の磯崎の行動で、たっと走り出そうとした二人の足がピタっと止まる。

「良いのか? お前達。お前達の為に体を張ったこいつが、どうなっても?」

 相手の男を突き飛ばし体勢を崩させ、その隙に逃げ去ろうとしていた磯崎が、逆に相手の男にがっちりと捕まえられている。手には怪しげな指示棒の様なものを持ち、それを磯崎の首筋に押し当てて。キラリと午前中の太陽の光がそれに当たり、すっと一本光が走る。極細のワイヤーの光だ。

「こいつは化身も出せない役立たずだ。だから、ここで捨てて行こうが殺そうが構わないんだがな」

 冷酷な声が響く。

「磯崎っっ!!」
「磯崎、お前っっ……」

 光良と篠山が、叫ぶ。

「いいから、逃げろっっ!! 捕まったら、何をされるか判らないぞっっ!」
「でもっっ!!」

 二人の声が重なる。
 その時、そんな二人の背後に忍び寄る影。あっと言う間もなく、強烈な一撃を受け意識を失くす。
 
「光良!! 篠山っっ!!」

 磯崎の絶叫が響く。

「五月蝿い、殺されないだけマシだと思え」

 そんな声が聞こえ……、そして磯崎は握り直された指示棒のグリップで首筋裏を強打された。下手をすれば呼吸中枢を壊しかねない程の勢いで。
 暗く視界が閉ざされてゆく中で、磯崎は何処へとも知れずに連れ去られる二人の姿を見ていた。

( ……何が、起ころうとしているんだ? 一体、何が…… )

 同じような事件が、天河原でも海王学園でも、そしてまだ名も知らぬ全国各地の中学校で起こっていた。


  ■ ■ ■


「あれ? お前達だけか? 剣城はどうした?」

 朝練の為のユニフォームに着替えている天馬達の所へ、そんな霧野の声が掛かる。

「あ、剣城は……」

 言おうとした天馬に代わり、神童が訳知り顔で頷いた。

「ああ、ちゃんと剣城から連絡を受けている。お兄さんのリハビリの為、毎朝一緒にランニングしているそうだな?」
「はい、そうなんです。優一さん、春休み中に日本に戻ってきて、それからずっと。だから……」

 天馬は剣城がどんなに優一の事を想っている知っている。
 剣城がシードになった訳も、突き詰めればそれなのだ。

「……優しい奴だな。俺は一人っ子だから、そう言うのを聞くと羨ましくなる」

 本音が見える神童の一言に、天馬と霧野が反応した。

「じゃぁ、俺が弟になります!!」
「よしよし、それじゃ俺は兄貴だな。ん~、甘えていいぞ、たっくんv」
「こらっっ!! お前達っっ!!」

 ……こんな所もチームワークかなぁ、と信助は思う。

「早く剣城もこないかなぁ」

 信助は、部室のドアを何気なく見つめた。


  ■ ■ ■


 ……人影一つ無い早朝の河川敷に、一人の青年が膝をついていた。

 彼は長い間足が動かず病院暮らしをしていたのだが、つい先日その足を治すための手術を受け、成功した。それから、こうして足の機能を上げる為、リハビリを兼ねて朝のランニングを続けている。手術から日も浅く、足に無理をさせたのだろうか?

「……っ、くぅぅっ、京…介……っ 京介っっ~~!!」

 ……そうではない事は、彼の顔を見れば判る。
 悔しさと怒りと、それと恐れで汚れた顔。

 今ここで繰り広げられた光景に、自分が何もできなかった事への深い自分自身への憤り。自分の身を盾に取られたことへの。


( ……剣城京介だな、裏切り者の )

 突然二人の前に現れた、怪しげな男。

( ふ…ん。俺を裏切り者呼ばわりするのは、フィフスセクターの残党か )
( ここで詳しく話すつもりはないから、まぁそう言う事にしておこう。だがお前は、『組織』に多大な負債を負う身。その取立てに来た )
( 違法の請求を、飲む訳にはいかねぇな。俺はもう、自由だ!! )

 強気で返す京介。
 その身の後ろに優一を庇いながら。
 優一は、男の眼を盗みながら携帯を操作するが、肝心の警察には何故か繋がらない。

( ……京介、ここは俺に任せろ。お前の足なら、すぐにでも人を呼んでこれる )
( 兄さん…… )

  このままでは京介の身が危ないと、優一はこの場から離れさせようとする。その様子を見て、怪しげな男が嘲笑を浮かべる。

( また、お前は兄を犠牲にするのか? )
( なにっっ!? )

 京介の表情が変わる。

( ここから駆け去るのなら、去ればいい。その代り、お前の兄は二度と歩くどころか、目も開けられないようになるだろう )

 ……それは、恐ろしい恫喝。
 意味するところは……

( ……まるで犯罪者集団か! そんな事が、通ると思っているのか!? 警察が動けば、お前達なんか…… )
( 無能な警察に何が出来る? よしんば、警察が俺達の尻尾を掴んだところで、それは直ぐ切り落とされるだろう、あのフィフスセクターのように。そして、その前にお前の兄さんは…… )

 男が本気なのは、直ぐ判った。
 肌に突き刺さる殺気が、物語っている。

( ……………………………… )
( 物分かりの良い事だ。お前が素直に従うのであれば、お前の兄や家族には手を出さない。お前はファーストチルドレンの中でも優秀だ。次世代の為に使い潰すプロトタイプにするには惜しいくらいにな。上手くゆけば、生き残る事も出来るかもしれんぞ )

 そんな不吉な言葉を口にする。
 兄である優一の体を優しく押しやり、京介は怪しげな男の下に一歩近寄る。

( 行くなっっ!! 京介!! )
( ごめん、兄さん。今の俺には、こんな事しかできない )
( きょう…すけ……、京介っっ!! )

 思わず追いかけようとした優一の体が、バチンと仰け反る様に反応して、
体中の力が抜けた。突き刺さるような痛みと落ちてゆく意識を感じる。

( お前っっ!! 兄さんに何をしたっっ!? )
( ……軽く眠ってもらっただけですよ。まぁ、その気になれば、殺すことも出来ますけどね )

 男が手にした指示棒から、バチバチと青い火花が散っている。

( 警察に通報されても、痛くも痒くもありませんが、今は面倒なので )


 優一が意識を取り戻した時、そこにはもう京介の姿はなかった。
 河川敷に膝をついていた優一が顔を上げる。そこには、一つの決意が現れていた。


「……待っていろ、京介! 兄さんが絶対助け出してやるからな!!」


 よろり、と立ち上がった優一の足は迷うことなく雷門中へと向かう。
 今はまだ、起こりつつあるこの恐ろしい出来事の序章を天馬達に伝えるために。

   

   2012年02月01日脱稿






    === あとがき ===

ホーリーロード戦後を妄想してみました。京介君たち現シードは、実はファーストチルドレンとカテゴリーされていて、とある組織の本格運用であるセカンドチルドレン達の為に、研究用に攫われてしまった!! なんて、ねv ツイッターでの社長の呟きに滾った結果がこれです!! 来るよね!? 来るよよねっっ、陰謀系!! と、そーゆーのが好きな私は躍り上がってしまいました^_^;  




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Date:2012/03/17
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